Myバイク XT250X


 今日は『家の子』事、XT250Xについて話すよ!

1章.XT250Xとは?


 XT250X(以下XT)はYAMAHA発動機が2006年に発売したバイク。当時モタードブームが盛り上がっており、セロー250をベースにして各部を変更した仕様となっている。カテゴリーとしてはスーパーモタードではなく、『毎日乗れる』『自然体でつきあえる』『気軽にスポーツができる』ストリートスポーツという位置づけとなっている。 


 

2章. 特徴

 
 このバイクの特徴は『取り回しの良さが非常に良い事』である。車体の軽さはもちろんの事だが何よりも、前後輪を17インチホイール換装したことによる足つきの良さが更に取り回しをさらに良くした。 街中では信号などでストップ&ゴーが多くなるため、静止時の足つき性能は安全にも繋がる。これはバイク初心者や女性などには嬉しい点である。車体の細さは町乗りには最適であり、真価を発揮している。専用タイヤや独自外装の採用などもストリートを重視したものとなっている。

 


3章.悲劇

 人気車種であるセロー250を町乗りに特化したバイクだけに人気が出ると思われたが、他社のバイクと比較するとパワーや装備で劣る部分が見られた。 これはストリートバイクとしての性能だけで見れば文句は無いなのだが、モタードモデルと評されるバイクと比べられると差が激しかった。よって、モタードモデルとは似て非なるXTは『良いバイクなのだが支持は得られない』という不遇のマシンとなってしまった。


 しかも、一番の追い討ちをかけ止めを刺したのは、まさかの自社の新モデルという皮肉であった。


 そう、ヤマハ『WR250R/X』を発表したのである。



 先進の技術を多用使用し、レーサーマシン差ながらの性能を有したマシンが発表されたため、多くのバイクユーザーがXTに注目しなくなったのだ。『本格的なモタードモデル』のWRに対して、『ストリートスポーツ』のXTは次元が違ったのである。こうして販売から一年後には新モデルとなるWRが人気となり、XTはその存在・必要性が少なくなっていったのだった。

4.現在

 販売から4年、XTは今もラインナップに残り続けている。人気はそれほどないものの、このバイクの良さは本物である。バイクの楽しさを知りたい人、楽しさを忘れている人には、この『優しいバイク』をお勧めしたい。
 


追伸:家の子への愛は本物です。 ・・・手放せなくなりそうだ